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介護福祉士と保育士の資格が統合されたらどうなる?

介護福祉士と保育士の資格が統合されたらどうなる?

高齢化によって増える介護ニーズに対し人材は慢性的な不足状態です。

この状況が続けば、今後ますます満足行くサービス提供が困難になっていくことが見込まれます。
厚生労働省では介護福祉士や保育士の資格統合を検討するチームを設け、この問題を解決しようと試みています。

介護福祉士と保育士の資格が統合されたら、どのようなことが起こるのでしょうか?
考えられる影響などについてお伝えします。

資格統合の背景

厚生労働省は、2025年には約33万の介護福祉士、2017年度には7万人の保育師の人員不足が生じると予測しています。
そして、2040年には人員不足により閉鎖される施設が増える可能性があると見込んでいます。

こうした問題に対処するため、厚労省は2015年4月、「介護・福祉サービス・人材の融合検討チーム」を省内に設置しました。

慢性的な人員不足に陥る介護施設、保育施設、障害者施設を1つにまとめ、介護福祉士や保育士などの資格を統合。
1人の職員が従事するサービスの幅を広げることで人員不足の解消を試みる取り組みです。



フィンランドの「ラヒホイタヤ」がモデル

この資格統合のモデルとなっているのは、フィンランドの「ラヒホイタヤ」という資格です。

ラヒホイタヤとは、ヘルパー、准看護師、保育士、リハビリ助手など計10の資格を一本化した資格。
資格保有者が1人で複数の分野を掛け持ちして人員不足を解消できるようにしています。

しかしこのラヒホイタヤは「日常ケアに関する中卒レベルの資格が一本化」されたものであり、現状の日本の「介護福祉士」「保育士」のように専門性の高い資格とは異なることに注意が必要です。

では、日本における資格の一本化には一体どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?



資格統合のメリット

介護福祉士と保育士の資格が統合されたらどうなる?

資格取得者は一人で子育てから介護サービスまで提供できることになり、過疎化が進む地方の施設などの人員不足解消に貢献することができます。

また、幅広い分野の資格取得により多くの知識が得られ、広い視野を持って業務に当たることができるのも利点です。
子育てから介護までの幅広い分野で求められる人材は求人数も多いため、安定して仕事を続けていくことにもつながるでしょう。

資格統合のデメリット

一方、資格統合により、資格取得や業務における負担増、専門性の希薄化などが起こることが懸念されています。

現状、介護福祉士は一定の実務経験を経て国家試験に合格するか専門学校を卒業しなければ資格を取得できません。
こうした努力の上にさらに別分野の知識や実務経験が必要となれば、資格取得の難易度が上がります。
資格自体が敬遠されたのでは、かえって人員不足を招く結果になりかねません。

また、介護福祉士の国家試験内容には「認知症の理解」なども含まれており、かなり専門的な知識と実践が求められます。
そこにさらに保育の知識まで求められてしまうと、全体的な知識レベルが低下してしまう可能性もあるでしょう。

この先の動向を注意深く見守る

日本が目指す新しい資格は、介護福祉士や保育士の資格にどの程度の知識や技術が求められるのか、またはラヒホイタヤのような広く浅い知識でよいのか、この点が明らかになっていません。

そのため、初動であるこの取り組みに対しては一言で評価することができません。
しかし、介護や保育の世界で活躍する方にとってはその動向を注意深く見守っておく必要があるものです。

自分にとって負担になる資格となるのか、可能性を広げられる資格となるのか。
今後の動向に注目していきましょう。




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